| 秘密の扉 | ||||||||
| 野川塾では、塾長の経験を生かして、現役生のために中間テスト・期末テストのオリジナルな予想問題演習を提供しています。下記がその実例です。 現代文・古文・漢文のテスト範囲を提示してもらい、その範囲内の問題を個々の学生に作成し、添削指導を行っています。 これによって好成績を取るようになると、勉強に対する意欲が、俄然違ってくるのです。 堆薦合格を目指している学生には、これ以上の良薬は無いと思います。それだけではなく、一般受験の学生も、やれば出来るのだ、という意欲の源になるはずです。 | ||||||||
| 海外に滞在の学生 | ||||||||
| 海外で勉強中で、日本に帰って受験しようと考えている学生には、定期的にレベルに合わせた入試問題も提供できます。中学受験・高校受験・大学受験いずれも提供できます。 | ||||||||
| 入塾要項 | ||||||||
中間テスト・期末テスト問題提供及び添削指導
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| Nさん・中間テスト予想問題演習『長恨歌』 | ||||||||||||
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| S君・中間テスト現代文予想問題演習『舞姫』(六) |
| T 余は幼きころよりきびしきア庭の訓をうけしかひに、父をば早く失ひつれど、学問の荒み衰ふることなく、旧藩の学館ありし日も、東京に出でて予備校に通ひし時も、大学法学部に入りし後も、太田豊太郎といふ名はいつも一級のはじめにしるされたりしに、ひとり子のわれを力になして世を渡る母の心は慰みけらし。十九の年には学士の称を受けて、大学の立ちてよりそのころまでにまたなき名誉なりとひとにも言はれ、某省に出仕して、故郷なる母を都によび迎へ、楽しき年を送ること三年ばかり。官長のおぼえ殊なりしかば、洋行して一課の事務を取り調べよとの命を受け、@わが名を成さむも、わが家を興さむも、今ぞと思ふ心の勇み立ちて、五十を越えし母に別るるをもさまで悲しきとは思はず、はるばると家を離れてベルリンの都に来ぬ。 余は模糊たる功名の念と、検束に慣れたる勉強力とを持ちて、忽ちこのヨーロッパの新大都の中央に立てり。何等の光彩ぞ。わが目を射むとするは。なんらの色沢ぞ、わが心を迷はさむとするは。菩提樹下と訳するときは、幽静なる境なるべく思はるれど、この大道髪のごときウンテルーデンーリンデンに来て、両辺なる石畳の人道を行く組々の士女を見よ。胸張り肩そびえたる士官の、まだウィルヘルム一世の街に臨める窓によりたまふころなりければ、さまざまの色に飾りなしたる礼装をなしたる、顔よき少女のパリまねびの粧ひしたる、かれもこれも目を驚かさぬはなきに、車道の土瀝青の上を音もせで走るいろいろの馬車、雲にそびゆる楼閣の少しとぎれたるところには、晴れたる空に夕立の音を聞かせてみなぎり落つる一噴井の水、遠く望めばブランテンブルク門を隔てて、緑樹枝をさしかはしたる中より、半天に浮かび出でたる凱旋塔の神女の像、このあまたの景物目睫の間に集まいたれば、はじめてここに来し者の、応接にいとまなきもうベなり。されどわが胸には、たとひいかなる境に遊びても、Aあだなる美観に心をば動かさじの誓ひありて、常にわれを襲ふ外物をさえぎりとどめたりき。(中略) ひと月ふた月と過ぐすほどに、おほやけの打ち合わせも済みて、取り調べもしだいにはかどりゆけば、急ぐことをば報告書に作りて送り、さらぬをば写しとどめて、つひには幾巻をかなしけむ。大学のかたにては、幼き心に思ひ計りしが如く、政治家になるべき特科のあるべうもあらず、此か彼かと心迷いながらも、二三の法家の講筵に列ることにおもひ定めて、謝金を収め、行きて聞きつ。かくて三年ばかりは夢のごとくにたちしが、B時来たれば包ても包がたきは人の好尚なるらむ。余は父の遺言を守り、母の教へに従ひ、ひとの神童なりなどほむるがうれしさに怠らず学びし時より、官長のよき働き手を得たりと励ますが喜ばしさにたゆみなく勤めし時まで、ただC所動的、器械的の人物になりてみづから悟らざりしが、いま二十五歳になりて、すでに久しくこの自由なる大学の風に当たりたればにや、心の中なにとなく穏やかならず。奥深く潜みたりしまことのわれは、やうやう表現に現はれて、Dきのふまでの、われならぬわれを攻むるに似たり。余はわが身の、今の世に雄飛すべき政治家になるにもよろしからず、またよく法典をそらんじて獄を断ずる法律家になるにもふさはしからざるを悟りたりと思ひぬ。 〔注〕 予備校・・・大学予備門。旧制第一高等学校の前身。 大道髪のごとき・・・大道の真直ぐな様子。 ウンテルーデンーリンデン・・・ベルリンの中心街。菩提樹下の意。土瀝青(チャン)・・・アスファルトのこと。 プロシャ・・・当時の日本では、ドイツ帝国 |
| Mさん・古文中間テスト予想問題演習『枕草子』「上にさぶらふ」(一) | |
| T 上にさぶらふ御猫は、かうぶりにて、命婦のおとどとて、いみじうAをかしければ、(1)かしづかせたまふが、端に出でて、臥したるに、乳母の馬の命婦、「(2)あな、まさなや。入りたまへ。」と呼ぶに、日のさし入りたるに、ねぶりてゐたるを、おどすとて「翁丸、いづら。命婦のおとど食へ」と言ふに、まことかとて、Bしれもの走りかかりたれば、おびえまどひて御簾のうちに入りぬ。 朝餉の御前に、上おはしますに、御覧じていみじう驚かせたまふ。猫を御ふところに入れさせたまひて、男どもを召せば、蔵人忠隆、なりたか参りたれば、「この翁丸、打ち調じて、犬島へつかはせ。ただいま」と仰せらるれば、集まり狩りさわぐ。馬の命婦をもさいなみて、「乳母かへてむ。 いと イ 」と仰せらるれば、御前にも出でず。犬は狩り出でて、滝口などして追ひつかはしつ。 「(3)あはれ、いみじうゆるぎありきつるものを。三月三日、頭弁の、柳かづらせさせ、桃の花をかざしにささせ、桜、腰にさしなどしてありかせたまひしをり、Cかかる目見むとは思はざりけむ」などDあはれがる。「御善のをりは、必ず向かひさぶらふに、 ロ こそあれ」など言ひて、三四日になりぬ。 〔注〕うへ・・・一条天皇 かうぶり・・・冠。五位に叙せられること 滝口・・・禁中警 護の武士 頭の弁・・・官名 | |
| 問一 | 傍線部Aの「をかしければ」の意味として、最適なものを次から選び、記号を記入しなさい。 1.面白かったので 2.興味があったので 3.教養があったので 4.めずらしかったので 5.かわいかったので |
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| 問二 | 傍線部(1)「かしづかせたまふが」を、主語を明示してわかり易く口語訳しなさい。 |
| 問三 | 傍線部(2)「あな、まさなや。入りたまへ」を、わかり易く口語訳しなさい。 |
| 問四 | 傍線部B「しれもの走りかかりたれば」とあるが、これは誰の誰に対する行為か。最適なものを次から選び、記号を記しなさい。 1.犬→猫 2.犬→乳母 3.乳母→犬 4.乳母→猫 5.乱暴な下男→犬 |
| 問五 | 空欄部 イ と ロ には、それぞれどんな言葉を入れたらよいか。最適なものを次の中から選び、記号を記しなさい。 1.はづかし 2.さうざうしう 3.うしろめたし 4.あさまし 5.すさまじ 6.こころにくし 7.うとまし 8.はかなし |
| 問六 | 傍線部C「かかる目」とあるが、爺丸はどういう目にあうことになったのか。その部分を十五字以内で抜き出しなさい。(句読点は字数に含まない) |
| 問七 | 傍線部D「あはれがる」とあるが、これは誰が誰を「あはれ」がっているのか。最適なものを次の中から選び、記号を記しなさい。 1.乳母→猫 2.滝口→猫 3.うへ→猫 4.うへ→犬 5.宮中の人々→犬 |
| 問八 | 問題文中の事件は「乳母の馬命婦」のある発言から起こっている。その発言の動機は何か。文中から五字以内で抜き出しなさい。(句読点は字数に含まない) |
| 問九 | 次にかがげる漢字の読みを記しなさい。 1.命婦 2.乳母 3.御簾 4.朝餉 5.男 6.蔵人 7.御善 |